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electraglide 2012

音楽 行ったところ
行って来ました。大阪での開催は7年ぶりらしい。お目当てはFlying LotusとあとまあFour Tet見れたら見とくか的な。


会場が南港のATCホールということでどことなく懐かしい。もうサマソニ用の野外スペースはマンションになってしまったしZEPPも移転してなくなってしまったけど。
会場レイアウトはこんな感じ。

ステージ移動ほぼなしで全アクト見れるというすばらしさ。メンツは削られてもこういうところが大阪の良さだなと。

仕事終わりで会場に向かったので、到着したのはNATHAN FAKEのアクトが佳境に入ったころ。Kode 9 はちょっと見たかったけど仕方ない。

TNGHTはHudson MohawkeとLuniceのユニット。

セットリストとしてはダブステップ〜ヒップホップよりの曲が多く、密度は低いがボトムが強烈な印象だった。あと細かいハットの連打がジュークっぽくもあった気がする。カニエのMercyのリミックスでLuniceがステージ前方に出てきて観客を煽ったあたりから終盤までがピークタイムだった。このあとのSquarepusher待ちの人も多かったのか、フロアの最前方でもスペースが確保できてすごく快適だった。

 

TNGHT終演から間髪いれずにSquarepusherが始まる。さすがに人が多いので例のトレードマークがスクリーンに映し出されるのを横目に外で酒を買い、Lステージの前方、つまりSquarepusher側から見て最後方で座りながらのんびり見る。おなじみのLEDヘルメットもかぶってました。人工的なのに野性的という矛盾した音には圧倒されたものの、初期作しか聞いたことないのもあってか正直よくわからんかった。途中からベースを弾きだしたけど、エフェクトかけすぎてまるでベースの音に聞こえなかったのには笑った。

そしてFlying Lotsへ。

本人を隠すかたちでスクリーンが設置されていてどんな演出になるのかと思っていたら、背後のスクリーンとあわせて3Dホログラムが映し出されていた。写真だとわかりづらいんだけどこれがすごい。

音楽もさることながらこの映像に釘付けだった。ただこれだけ有名なアーティストのステージとなると前方の客に変な奴らがいる確率も上がるみたいで、ライブではお馴染みの彼女を守るために抱きかかえながら周りの客に肘打ち食らわす彼氏とか、ステージそっちのけでフラッシュたきながら自撮りしまくるギャルとかがいて、そっちに気を取られたのが残念だった。「オーサカー」って煽るFlying Lotusに「お前どうせ昨日はトーキョー言うとったんやろ!」って野次には笑ったけどさ。自身の最新作にも参加し、先日亡くなったAustin Peraltaへのトリビュートを最後に流して終了。
終演後には下に降りてきたので握手してもらいました。

このあと休憩するつもりだったのに、Orbitalのアクトがいきなりかっこ良すぎたので思わず足を止める。

2曲目にはさっそく“Halcyon + On + On”をやったりして、出し惜しみなしの常時フルスロットル展開。ここまでのアクトとはまるで違うスタジアム映えしそうな豪快な曲が次々繰り出されて圧巻だった。“Satan”は世界大戦やファシズムを題材とした映像がスクリーンに流れ厨二感満載ながらもかっこよくてズルい。“Chime”ももちろんやったし期待以上の凄さだった。あ、もちろん例の電飾メガネつけてました。

ここらへんで眠気と派手な照明で目が開かなくなってきたのでまた酒買って喫煙所で一眠り。灰が降ってきたのでステージに戻って、Four Tetがプレイするのを最後方で寝ながら聞く。上品なダンスミュージックという個人的な印象とは裏腹な、アグレッシブな重低音が印象的だった。最後にLove Cryをかけたあたりで同じように寝てた人がわらわらゾンビみたいに起きだしてきたのが面白かった。

そしてラストのAndrew Weatherwall。

正直あまり興味も惹かれなかったし体力もアレだったので迷ったけれど、意外とよかった。幕開けはミニマルな展開でクソ地味だったのに、徐々に展開を広げていき気づいたときには観客を虜にしてしまっていたところはさすがというべきか。照明は派手すぎず地味すぎずとてもいい塩梅。客もステージを凝視するものもいれば乳繰り合ったり乾杯したり、みんなが音に身を任せて自由に振舞っている様子がみてとれ、純粋なクラブ空間が再現されていたように思う。

ただやっぱり眠いのと混むのが嫌だったので途中で切り上げて帰る。帰り道は死ぬほど寒かった。全体としては、Flying LotusやKode 9といった旬なアーティストだけでなく、OrbitalやAndrew Weatherwallみたいな過去の人と目されかねないベテランも各々の良さを発揮していて、幅広いダンスミュージックの魅力を幅広い層に訴えかけることができる良いブッキングだと思った。人が言うほど多くないのもあってか運営への不満は特に無し。ベストアクトはOrbitalで。