小松未可子 2nd Live tour “in the suits”

小松未可子の2ndツアーに行ってきた。
前回は大阪がラストだったけど今回はしょっぱな。

レコ発ツアーって言っても声優だし定番曲もけっこうやるのかと思ってたら、本編はほとんど新譜からの曲で、新譜があんまり好きじゃない僕にとってはちょっと期待はずれだった。

途中リミックスコーナーみたいのがあって、ダビーな重低音からジャングルに展開するInfinite skyのリミックスが普通にカッコよく、しかも時流に沿ってることに感心した。意識してるかどうかは知らんけど。
このときのみかこしの衣装が、黒いつなぎ・キャップ後ろ被り・髪の毛後ろにひとつ縛りで前に流す、っていう感じで活発なイメージにあってて、すごいかわいかった。

本編最後は新譜でもラストに置かれていて、今回のツアータイトルにもなってる組曲 in the suite。正直消化不良だったのがここで完全に持っていかれた。
過去のどのライブより声量と存在感を得たボーカルにまず圧倒され、心地よいミニマルなシンセから壮大な重奏へと展開する演奏がさらにボーカルを引き立てる。落ち着いていながらメリハリが効いた照明に照らされたパフォーマーからは目が離せない。
組曲ラストI see worldの佳境で観客がコーラスを歌うパートに差し掛かり、微笑みながらイヤモニを外す姿にまさか涙ぐむとは思わなかった。
この組曲を聞くだけでもこのライブに来た意味があると、思わず喧伝したくなるような素晴らしさだった。初日なのにすでにほぼ完成されてる。

このあとのアンコールではListen!!とかBlack Holyとかのお約束をやってくれたのは、さすがのサービス精神だなと思ったけれど、アンコールなしで終わってもむしろ余韻が味わえて良かったかもしれない。