Summer Sonic 2015 Osaka (8/15)

ディアンジェロが来るので久しぶりにサマソニに行ってきた。
最後に行ったのはプライマルがスクリーマデリカ再現ライブしたときなので、4年ぶりらしい。 とりあえずディアンジェロとファレルは見るのが決まってるので、空いてる時間なに見ようかなと思ってタイムテーブル眺めると、マジで見るものがなくてビビる。邦バンドすら知名度ほとんどない人らばかりなので、フジよりひどいかもしれない。
とはいえ行かない選択肢はあまりないので、とりあえず適当に休憩しながらダラダラ回ってたら意外と楽しかったし、デカい目当てがあるならとりあえずチケット高くても買っときゃそれなりにいい感じになるなと思った。

  • the bliliant green
    懐かしさを味わうためだけに見た。川瀬智子がいつか見たつかみどころないキャラそのままでMCをするのでなんとも言えない気持ちになった。
    5曲くらいやったなかで、4曲くらいは全部聞いたことがあってさすがという感じだった。ギターソロの入り方とかシンセの音色とかがザ90年台だったので微笑ましい気持ちになった。

  • 防弾少年団
    ちょっとYouTubeで予習したら、韓国アイドルでよく見る低音バキバキのアメリカンヒップホップアイドルでかっこ良かったので見た。ルックスは韓国人アイドル〜って感じなんだけど、シュプリームとかベイプの衣装着まくってて微笑ましい気持ちになった。
    曲は生で聴くとさらにゴリゴリな印象で、トラップだったりEDMだったりなトラックがめちゃ踊れる。しかもアイドルなので、ダンスとかステージ上のフォーメーションとかパフォーマンスにとても華があって、ステージを見てても退屈なことがほとんどなかった。
    前のほうはすごいファンの人たちがいっぱいいたので、PA横くらいで見てたんだけど、それでも女の人だらけですごく気を使いました。

このあとイマジンドラゴンズの1曲目をビール飲みながら眺めてからマウンテンにカーリーレイジェプセンちゃんを見に行った。イマジンドラゴンズのボーカルが「この前は客が今日より少なかったけど、俺らここ好きだぜ」みたいなこと言ってて、ええ人や〜と思ったらマウンテンに5倍くらい客が入ってて、不憫な気持ちになった。
カーリーちゃんはほとんど曲知らなくてGood Timeが聞きたかっただけなんだけど、着いたときにちょうどやってくれたので、満足してメインにトンボ返りした。
イマジンドラゴンズがちょうど最後にRadioactiveやってたのでウォウウォウ言って楽しんだ。

  • Pharrell Williams
    前方ブロックの人工芝が敷いてるあたりまで出張ってみたら、さすがファレルという感じの客入りで、すでに身動きとれないくらいの人口密度で命の危険を感じた。
    周りがギャルと外人ばかりで、GoProとか自撮り棒を振りかざすのですごく邪魔だったけど、なるほどこれがファレルと思ってやりすごした。
    ライブはやっぱり新譜の曲は微妙で、ネプ曲がかっこ良くて良かった。ケンドリックのArlightとかフューチャーのMove That Dopeみたいな最近の曲もやってくれたうえに、それがかっこ良かったので得した気分になった。
    一方で、I Just Wanna Love UとかShe Wants To Moveみたいなクラシックですらコールアンドレスポンスが全然だったので、しょっぱい客やなと思ったものの、よく見れば周りは20代前半とかだったのでそら10年前の曲なんか知らんわなと思い直したのち、自分の年齢に思い至って悲しくなった。
    Get Luckyとか最高だったし、Happyは思ったほどではなかったけど、ステージに上げた子供のひとりがガン踊りしててクソ笑って楽しかった。

  • D'angelo And The Vanguard
    ファレルを最後まで見てからマウンテンまで行ってみたら、思った以上にガラガラで笑ってしまった。しかも周りが妙齢の男性ばかりでさすがだなという感じ。
    始まってからは、バンドの演奏だけでもうめちゃくちゃカッコいいのに、ディアンジェロが出てきてしまったのでメーターが振りきれてしまった。
    クリス・デイヴとかジェシー・ジョンソンとかの演奏を見ていたいんだけど、ディアンジェロのオーラがすごくて自然と目が引き寄せられてしまうし、踊ってみたりマイクスタンドでパフォーマンスしだしたりするからもう無理だった。
    意外なことに、観客席を指さしてしきりに煽ったり、笑顔で楽しそうにステージで振る舞ったりしていて、すごく好感度が上がった。
    曲のことまで書き出すと長くなってしんどいのであまり書けないけど、基本的に全部CD音源とはアレンジがだいぶ違っていて、熱量が100倍くらいですごい迫力だった。Sugah Daddyなんか特にそうで、ブレイク→ピークを4,5回くらい繰り返すので、ディアンジェロズブートキャンプかよという感じだった。演奏でも即興が多いのか、アンプの調子が悪いと見るや、調整の間を持たせるために自分も含めたギター3本でステージ中央でセッションしてみたりとか、キメの回数を指で指示して、その場で何回も変えたりとか、計算された即興という印象があった。
    アンコールではUntitled(How Does It Feel?)をやってくれたのがめちゃくちゃ素晴らしかった。筆舌に尽くしがたい。前の客はフィルインを聞いた瞬間悲鳴をあげてた。

久しぶりに来てみたらフェスっぽくない格好の客増えたなーという感じ。と言っても僕のなかでフェスっぽい格好はタオル首巻きバンT短パンの田植えスタイルのことなので、価値観が変わったということだと思う。メインステージでこういう人たちを集められるブッキングをして、他のステージでそのおこぼれにあずかれるような、僕みたいなオタク好みのブッキングをしていただければと思います。かしこ。

追伸 東京ばっか拡張してないで大阪にもちゃんと連れてきてください。